必勝! わが子スペシャル!! 最終模試への準備2 [入試へのカウントダウン]
入試本番で、わが子が最大限に力を発揮できるように、親としてどんなサポートをすればいいか――。「最終模試への準備1」でご紹介した、面接服や靴と同じくらい重要になってくるのが、当日の持ち物です。忘れ物がないように、また重かったり、かさばったりすることがないように、何を持っていくのか、すこしずつ整理して準備しましょう。基本は、秋以降の公開模試のときの持ち物。きっと、みなさん、工夫なさっていらっしゃいますよね。さらにそれをバージョンアップ。当日のアクシデントなども考慮して、わが子にぴったりのスペシャル版に改良してみてください。
たいていのお子さんと同じように、うちでも2つのバッグに分けていました。ひとつはリュックタイプの背負うバッグで、これには筆箱など学科試験に必要なものなどを入れ、準備は花蓮に任せました。もうひとつは飲み物などが入った手提げで、こちらは親が準備。以下、具体的にあげてみますが、あくまでも、うちの場合です。また、全部が必要なわけではなく、こんなものもあると便利というものも加えてあります。どうぞ、わが子にふさわしいものを、選択なさってください。
忘れちゃいけない
学科試験に必要なもの
<リュックに入れたもの:試験に必要なもの>
・受験票
・鉛筆(10本前後)
・シャープペンシル(2本)
・シャープペンシルの針
・消しゴム(2個)
・定規や分度器など、学校で指定された持ち物
・こだわり勉強グッズ
最後の瞬間まで手元において見直したいテキストや、あると安心できるオリジナルノートなど。花蓮は自分なりにまとめた専用ファイルと、理科と社会のメモチェ、算数の前期テキストと解答をいつもバッグに入れていました。
*鉛筆は濃いほうがいい
筆記用具は、学校によってシャープペンシル不可といった指定がある場合があります。募集要項で確認しておきましょう。というより、うちではだんだんと塾内テストも鉛筆で受けるようにしました。学校ごとに対応を変えるのも紛らわしいし、鉛筆がダメという学校はありませんから。
この鉛筆、1教科2~4本が目安。4教科分で10本前後です。濃さはBまたは2B。私学の場合は先生方の異動がなく、ご年輩の先生もいらっしゃいます。どんな先生にもしっかりと答案を読んでいただけるよう、くっきりとした文字が書ける濃い鉛筆のほうがベター。花蓮は2Bの鉛筆を3×4=12本準備。折れないようにキャップをし、またバラけないように輪ゴムでとめておき、教科ごとに3本を机の上に置きました。普通の輪ゴムでもいいのですが、ヘアゴムのほうが取り扱いに便利です(色は茶とか紺など、派手でない色)。
自分なりの一工夫で
<手提げに入れたもの:受験周辺グッズ>
・冷たい麦茶
・温かい紅茶
・おにぎり(小ぶりのものを4個くらい)
・エネルギー補給用のゼリー
・ラムネ
・チョコレート
・薬(胃薬、整腸剤、頭痛薬、傷薬と絆創膏など)
・生理用品(女の子の場合)
・上靴など、学校で指定されたもの
・パスモやスイカ
*腹が減っては、試験ができぬ!
お腹が空いてくると集中力を欠きますよね。花蓮の場合は特に顕著で、ふだんの塾内テストでも、ただお腹が空いたというだけで、最終科目の理科が悲惨な結果になることがありました。もたないタイプなのです。で、おにぎりとチョコは必需品でした。
もたないタイプのお子さんはとくにそうですが、どの子にとっても、入試当日、最終科目までどのようにエネルギー源を確保し集中できるかがポイントになってくる。おにぎりでなくても、サンドイッチでも好きなパンでも何でもOK。わが子の好みに合わせて、準備してあげましょう。
ポイントは、米などの炭水化物が脳の栄養分であるブドウ糖に変わるにはすこし時間がかかるので、ちょっとだけお腹が空いたかな……というあたりで食べることです。完全に空いてしまったら、即効性のあるチョコレートやラムネのほうがいい。うちでは、両方をもたせました。(チョコはメルティキッスのように小粒で袋分けされたものでも板チョコでも、それこそ見ただけで元気がでるような、大好きなものを!)
また当日しっかり朝食をとっても、移動している間にお腹が空いてしまうこともあるので、おにぎりやパンはすこし多めにもっていくほうが安心です。
また、チョコレートや炭水化物、ブドウ糖と脳の働きに関しては、タグの”チョコレート”から、記事「脳は疲れない」をご覧ください。
*一発逆転! 気力回復のホット紅茶
ただし、学校によっては休憩時間に食事不可というところがあります。お腹が空いてきたけど、テストは続く……。そんな学校でも、飲み物だけはOKなので、そういう場合にはゼリーを使いました。事前に、直接、学校に問い合わせて。遠慮することはないと思います。だって初めて、その学校を受験するのですから。丁寧にお尋ねすればいいだけです。もしも、対応が冷たかったりしたら、それもまた、その学校の貴重な情報だと受け止めましょう。
とはいうものの、問い合わせるのが億劫というか、気が引けるときが正直ありました。そんなとき、どんな学校にもオールマイティーに活躍するのが、この「一発逆転! 気力回復のホット紅茶」です。これ、甘いのです。びっくりするくらい!
作り方は簡単。約300ccの水を沸騰させてティーバッグを入れます。そこに砂糖大さじ6杯(90cc)を加えます。ポイントは前日の夜、砂糖を溶かして作っておくこと。常温のまま置いておき、当日の朝、電子レンジで約35℃に温めて、保温性の水筒に入れます。
紅茶はクセのないものなら何でもOK。うちでは、紅茶は生協ブランドのごく普通のものを、砂糖はよく見かける日新製糖(株)のきび砂糖という具合で、ふだんから馴染んでいるものを使いました。
うんと甘いから、一口飲むと、ほわっと気持ちが和む。「クーッ! 頭の疲れが吹っ飛ぶ!!」と花蓮。気分も頭もすっきりとして、気力が回復してくるのです。
また、テストを受けていると、順調なときばかりじゃありませんよね。うまくいかない科目もあれば、些細なことを引きずる場合もある。そんなときもこの紅茶を飲めば、気持ちがスパッときりかわって、逆転も可能なくらい、残りの科目に集中できるのです。
砂糖の量はあくまでも目安。脳の栄養分確保という点からは、ちょっと甘すぎるかなというくらいがいいと思いますが、そこはわが子の好みにあわせて作ってあげてください!
あとは、お守りなどの合格祈願グッズと、身につける小物として、時計とマスクを忘れないこと。マスクはふだんから親のバッグに余分に入れておくことをお勧めします。また親が手提げを持っていて、試験会場に着いて渡し忘れた話を聞いたこともあります。この点も要注意。
ふだんの塾内テストでいろいろと試してみて、12月の最終模試では、わが子がリラックスして充分、力が発揮できるよう、ベストの準備にもっていきましょう。でも、それと同じくらい大切なのが、さまざまな準備をお母さんが負担に感じないということだと思います。わが子にとっても、母であるあなたにとっても、居心地のいい当日をめざして、本当に必要なものを選び、準備や手順を整理してみてほしいと思っています。
そして――この際です、楽しんじゃいましょう! 合格への願いをこめて、一工夫したり、ちょっと奮発したり……。一度しかない中学受験。それは、わが子のために精一杯応援できる、最高の機会でもあるのですから!!
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ようこそ!
中学受験を終了されて、いろんな感想を綴ったコメントを送ってくださって、ありがとうございました。
お返事を書きました。
今は、おたよりのページの整理が追いつかない状態ですが、少し時間をかけて、また、「風は、うたう」のページにまとめていこうと思っています。
今日も、来てくださって
ありがとう。
<2012年 中学受験体験記>
ゆのさんへ 輝ママさんへ
さくらさんへ アルゴさんへ
みどりいろさんへ chanchanさんへ
そして最後まであきらめないで
走り抜けたみなさんへ
長い長い間、ほんとうにお疲れさまでした。
親子で走り続けることって、いいときばかりではなくて、むしろ辛いときや、投げ出したくなるときのほうが多い。それが中学受験を終えたときの、私の率直な感想でした。
でも、それを最後までやりとおしたことって、すごいことなんですよ。─── そして走り続けた、おひとりおひとりの日々を思うと、ほんとうによくやってこられたと思います。
決して、結果ではない。後悔しないこと─── それが一番大切だと、私は思っています。だって、それが生きるということじゃないですか。
その大切さを伝えたくて、あえて「全落ち」という言葉を使って、今回の記事は書きました。後悔しない日々の先にこそ、必ず道は開けてくる。たとえ、いま涙を流そうとも、たとえ少し時間がかかったとしても………。 必ず道は開けると、私は信じています。
わが子の居場所が感じられる学校に進学された方も、また合否にとらわれずに、最後までお子さん自身の意志を尊重された方も、みなさんの手のなかには、その結果以上のものが、わが子との間に確かにあると感じていらっしゃるのではないでしょうか。
そして中学受験、道半ばのみなさん、どうか今日一日を大切に。
わが子との一瞬一瞬を大切に、過ごしていってください!
<2012年 中学受験体験記>
さくらさんへ
このブログを読んでくださるみなさんへ
さくらさん、このブログが心の支えだったと言ってくださって、こんなに嬉しいことはありませんでした。
わたしのほうこそ、ありがとう!
去年、中学受験を闘った私自身、正直、辛いことが多かった。
受験ですから、競争ですから、それにママ友をつくるのがあまりうまくない私にとって、試行錯誤の日々でした。
ひどく孤独ななかで感じたり、考えたり、また見つけた方法を、できるだけ多くの中学受験をするお母さん方に知ってほしいと思って綴りました。
ひどくムラのある投稿にもかかわらず、
アクセス解析をみると、深夜でも、早朝でも、どの時間帯も、いつも、何人もの方が必ず読んでくださっているということが、
このブログを書き続ける、私の心の支えでした。
心から感謝しています。ありがとう。
<2012年 中学受験体験記>
コメントのお返事について
お便りのお返事のページが、「あなたに エールをおくる」のなかにあります。
最初、お返事はいつも、トップページに掲載し、そのあと、消してしまわずに、お便りのページに移動します。このブログを読んでくださっている、みなさんに向けたメッセージでもあるので。
タイトルは「風は、うたう」────いつでも、どうぞ、訪ねてみてください。
<2012年 中学受験体験記>
風のように
さわやかに吹く風のようでありたい。
ブログデザインのイメージ「草原の風」は、私のテーマのひとつです。
<2012年 中学受験体験記>
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