六年の秋、最終クラス決定 [クラスアップは、簡単じゃない]
一番下のクラスからスタートした花蓮は、小学四年生で、1つクラスがアップ。喜んでいたら、すぐさがりました。クラスダウンは、こたえますよね。ほんとうに。
ダウンもさることながら、通っている日能研で、「花蓮は最下位のクラス」。この事実がなにより、わたしにとってこたえました。
カリテや公開模試(当時はセンター模試)のたびに発表される席順がだんだんあがって、安定して、成績優秀者にわたされるノートをもらうことが多くなって…………。やっと、もう一度あがる。そんな具合に、花蓮のクラスアップは時間がかかりました。
六年生で最終クラスが決定したときは、2つアップして、下から3つめのクラス(そう、下から数えたほうが早いのです)。総合偏差値50にちょっとだけ届かないクラスにいました。
最終クラスというのは、文字どおり、最後に発表されるクラスで、以後、原則としてクラスダウンはありません。「テストの成績によっては、アップもダウンもありうる」ということだったけれど、知るかぎりにおいてですが、花蓮の校舎では結局、なかったと思いますね。
決定する時期は、花蓮が通った校舎は9月末。だたし、日能研の各校舎によっても違うらしく、夏休みが終わる8月末発表、9月からスタートするケースが多いようです。いずれにせよ、最後の夏、六年の夏の過ごし方が大きく影響し、この最終クラスのまま、入試へ突入していきます。
六年生になったら、「どのクラスか」よりも「子どもが本気かどうか」のほうが大きい、と言われますよね。そう、わたしも思います。しかし、花蓮は最終クラスが決まっても、まだ本気ではなかった。
前年度のクラス別合格実績表で、下から3つめのクラスはどんな学校に合格者をだしているのか。手もとの資料を見ながら、入試までの残り時間を考えると、エエーイッと腹をくくるしかない。
重かったです、最終クラスの決定は。
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決して、結果ではない。後悔しないこと─── それが一番大切だと、私は思っています。だって、それが生きるということじゃないですか。
その大切さを伝えたくて、あえて「全落ち」という言葉を使って、今回の記事は書きました。後悔しない日々の先にこそ、必ず道は開けてくる。たとえ、いま涙を流そうとも、たとえ少し時間がかかったとしても………。 必ず道は開けると、私は信じています。
わが子の居場所が感じられる学校に進学された方も、また合否にとらわれずに、最後までお子さん自身の意志を尊重された方も、みなさんの手のなかには、その結果以上のものが、わが子との間に確かにあると感じていらっしゃるのではないでしょうか。
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<2012年 中学受験体験記>
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