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1点を拾う「公開模試」対策 [クラスアップは、簡単じゃない]

  カリテは「国・算」重視の花蓮と私も、公開模試直前は「社・理」重視に変身。1点を拾おうとやっていた方法をご紹介します。
  まず発表されているテスト範囲を確認して、社会と理科の①カリテの問題、②解答と解説、③プリントアウトした採点済みの答案用紙を用意。直近の模試対策には、塾で配布される4科一覧のカリテ成績表より、答案用紙のほうが時間短縮できるので効率的。この答案用紙の×とレの欄のみ、チェックしていきます。
  正答率の数字とにらめっこしながら、花蓮の場合、理科は「まさか、落としていないよね」と祈りながら、80%以上からチェック。花蓮は分野によってムラがあったので、このラインからとりかかる必要がありました。あとは時間が許す限り、50~60%以上のものを、社会は比較的得意だったので、30~40%以上をチェックしました。

  きっとみなさん、こうしたチェックをやっていらっしゃると思うのですが、公開模試で1点を拾う、1つめのポイントは、子どもにあった優先順位を、模試1回ごとにみつけることだと思います。
  社会と理科の、いわゆる暗記分野を優先せるのは当然のこととして、どちらからとりかかるか。理科の物理や化学の分野は、苦手でも、基本的な公式は確認して絶対に覚える。社会では、まず漢字表記のミスや、たとえ〇をもらっていても平仮名で答えた問題を最優先させて、必ず正しく書けるようにする。そして、花蓮の「理科の力学」のように、不得意科目の不得意分野は時間がかかるので、他から手をつける…………等々。

  2つめのポイントは、なんとか時間をつくりだすことだと思います。高学年になるほど難しくなってはくるけれど、テスト結果が発表になってから後悔するより、猛スピードでもいい、1科目10分でもいいから、「カリテの答案」にあたることです。風邪などでダウンして、やむをえず「捨てたカリテ」も、暗記分野はできるだけここで拾いたい。ハッキリ言って、一夜漬けですが、一夜漬けでもいい。1点が拾えれば。それに、一夜漬けを2回、3回とやるうちに、暗記分野はけっこう、できあがってくる!

  3つめのポイントは、前日の夕方以降はやらないこと。ものすごい勢いで、間違った問題ばかりを攻めるわけですから、花蓮はすごく疲れるらしく、また、不安になる前に、早めにきりあげます。
  そして4つめ、最後のポイントが、当然のことながら、早く寝ること。このあたりまえのことが、花蓮はなかなかできなかった。前日の夜、お風呂に入って、髪を洗ったりして、お湯につかって…………とやってるうちに、あぁ、1時間! ポカミス連発で、沈んだ模試もありました。

  五年生まではこんな方法で点数が拾えたのですが、六年生になると、公開模試の範囲は「習った内容すべて」みたいになってきますよね。そして誰もが、社会と理科の、確実に出題される分野に注目し、手堅く点をとろうとしてくるわけですが、国語の語句も即、得点アップにつながりました。
  六年の本科テキストの後ろに、付録のようについている「資料 国語の力『完成』シリーズ」。これが使えます。三字熟語・四字熟語、ことわざ、同音異義語など各項目にわかれている見開きページと、最後の「七章 頻出語句」をあわせて利用。とくにチェック形式になっている七章は手っとり早く、くりかえしおさらいできて便利でした。
  ただし、語句分野のテスト範囲すべてに、目を通そうとすると、けっこう数があった。そこで、次回の公開模試の範囲が発表になるとすぐに、1日何問やればいいかをわりだして、毎朝、食事をとりながら、花蓮と私はクイズみたいにやっていました。時間が、なかった。ほんとうに。

 

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ようこそ!

 

中学受験を終了されて、いろんな感想を綴ったコメントを送ってくださって、ありがとうございました。

お返事を書きました。
今は、おたよりのページの整理が追いつかない状態ですが、少し時間をかけて、また、「風は、うたう」のページにまとめていこうと思っています。

今日も、来てくださって
ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]ゆのさんへ [かわいい]輝ママさんへ 
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[かわいい]そして最後まであきらめないで
走り抜けたみなさんへ


長い長い間、ほんとうにお疲れさまでした。
親子で走り続けることって、いいときばかりではなくて、むしろ辛いときや、投げ出したくなるときのほうが多い。それが中学受験を終えたときの、私の率直な感想でした。
でも、それを最後までやりとおしたことって、すごいことなんですよ。─── そして走り続けた、おひとりおひとりの日々を思うと、ほんとうによくやってこられたと思います。

決して、結果ではない。後悔しないこと─── それが一番大切だと、私は思っています。だって、それが生きるということじゃないですか。


その大切さを伝えたくて、あえて「全落ち」という言葉を使って、今回の記事は書きました。後悔しない日々の先にこそ、必ず道は開けてくる。たとえ、いま涙を流そうとも、たとえ少し時間がかかったとしても………。 必ず道は開けると、私は信じています。

わが子の居場所が感じられる学校に進学された方も、また合否にとらわれずに、最後までお子さん自身の意志を尊重された方も、みなさんの手のなかには、その結果以上のものが、わが子との間に確かにあると感じていらっしゃるのではないでしょうか。

そして中学受験、道半ばのみなさん、どうか今日一日を大切に。
わが子との一瞬一瞬を大切に、過ごしていってください!

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]さくらさんへ
このブログを読んでくださるみなさんへ

さくらさん、このブログが心の支えだったと言ってくださって、こんなに嬉しいことはありませんでした。
わたしのほうこそ、ありがとう!

去年、中学受験を闘った私自身、正直、辛いことが多かった。
受験ですから、競争ですから、それにママ友をつくるのがあまりうまくない私にとって、試行錯誤の日々でした。

ひどく孤独ななかで感じたり、考えたり、また見つけた方法を、できるだけ多くの中学受験をするお母さん方に知ってほしいと思って綴りました。


ひどくムラのある投稿にもかかわらず、
アクセス解析をみると、深夜でも、早朝でも、どの時間帯も、いつも、何人もの方が必ず読んでくださっているということが、
このブログを書き続ける、私の心の支えでした。
心から感謝しています。ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

 コメントのお返事について

お便りのお返事のページが、「あなたに エールをおくる」のなかにあります。
最初、お返事はいつも、トップページに掲載し、そのあと、消してしまわずに、お便りのページに移動します。このブログを読んでくださっている、みなさんに向けたメッセージでもあるので。
タイトルは「風は、うたう」────いつでも、どうぞ、訪ねてみてください。

                      <2012年 中学受験体験記>

  風のように

さわやかに吹く風のようでありたい。
ブログデザインのイメージ「草原の風」は、私のテーマのひとつです。

                      <2012年 中学受験体験記>

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