SSブログ

家族が喜ぶ「入試当日の夕ご飯」 [入試へのカウントダウン]


  入試当日、家に帰ってから食べる夕食のメニューを考えておきましょう。お得意の料理でもいいし、わが子の大好きなものでもいい。ただし、ポイントがあると思います。去年、私は大失敗をしましたから。

 

私がやらかした大失敗

  入試3日間を想定して、和風のものと洋風のものと、2種類準備しようと思いました。食事に変化がつきますよね。で、和風のものとして、具だくさんの炊き込みご飯を作って、あとはお味噌汁があればいい。お魚焼いてもいいかなぁと思っていました。洋風のものとしては、花蓮の大好きなロールキャベツを作ろうと思いました。
  ちょっと張りきってたし、材料もちゃんと購入しました。─── でも、作れなかった。無理でした。

  入試が近づいてくると、平常心を保っているつもりでも、どこか気もそぞろという状態だったのだろうと思います。前日の1月31日にかろうじて私ができたことは、炊き込みご飯用に準備した、たくさんの具材を切って、冷蔵庫に入れておいたことでした。もう一品、ロールキャベツも作る手はずでしたが、もう気力がなかった。同じ材料で作れそうなミートボールシチューさえ、無理でした。



  2月1日、初戦の日。うちは午後受験をしませんでしたから、夕食時間を見計らって、米3合とだし醤油入りの水を分量まで入れて、あとは切っておいた具材をほうりこんで、炊飯器のスイッチを押す。そして、炊きあがるまでの間に、お味噌汁を作りました。これが精一杯でした。
  多めに作ったので、残りは冷蔵庫に保存。そして、なんと翌日も、その翌日も、わが家の夕食は、この炊き込みご飯とお味噌汁だったのでした。幸いだったのは、具だくさんだったので、これ一品とお味噌汁で、そこそこの栄養がとれたことでしょうか。

  ですから入試当日の夕食についてのポイントとしては、
①すぐ出せるようなものを、必ず、前日に用意しておく
②栄養価を考える
③凝ったものはやめる

  もちろん、トンカツを買ってきて、「明日はカツ(勝つ)ぞー」なんてお家もあるかもしれません。でも今、あの入試当日の日々を振り返ってみて、正直、揚げものは食べられない。また、出来合いのおいしいものもありますが、買ってくるとなると、翌日のことを考えれば少しでも体と心を休めたいし、時間的に難しいように感じます。

 

煮込み料理を作っておこう

  失敗した経験から、入試当日の夕食は、煮込み料理がベストだと思います。家族が和風好みなら、おでんなど。洋風好みならポトフ。前日に作っておけるし、煮込むほど味に深みがでるし、具材が少なくなったら簡単に加えることもできるからです。

  もし今年、花蓮の入試があったら、迷わず私はポトフを作ります。
  じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キャベツ、ブロッコリーやカブなど野菜は好きなものをたっぷり入れて、肉は牛肉でも鶏肉でも、なんでもいい。ローズマリーやセージ、パセリなどハーブを加えれば風味がますし、市販のブーケガルニでもいい。またクセはありますがセロリを加えるだけでも、香りは違ってきます。
  そしてぜひ、エリンギなどのきのこ類とちょっとおいしいべーコンを、必ず加えてみてください。きのこ類とベーコンはほんとうに味に深みをだしてくれます。だから、スープの素はいつも使っていらっしゃるものでいいのですが、スープの量を多めに─── それこそ家にある一番大きなお鍋で作ってみてください。ほんとうに何杯でもおかわりしたくなってくる!

  うちではお酒のかわりにみりんと野菜ジュースを少量加えて煮込みます。じゃがいもやブロッコリー、そしてカブは煮くずれないように引きあげておいて、食卓にだす直前に加えましょう(でも、もうそんな余裕なかったら、お鍋に入れたままで充分OKです!!)
  また数日後、肉類が足りなくなったときには、ソーセージかゆで卵を入れて煮込みます。ソーセージのほうが簡単だけど、スープの味が変わってしまうので、殻をむく手間はありますが、ゆで卵を加えて煮ておいて、いただくときに半分に切って盛りつけるほうが、私は好きです。

 

  最近、「ああこれも使えるな」と思ったのは、味の素からでている冷凍食品で、「洋食亭 ジューシーハンバーグ」。たいていのスーパーで見かける商品です。袋のまま温めるだけというタイプで、沸騰したお湯に入れて18分間。温めている間に、お味噌汁や簡単な野菜サラダが作れます。うちではこのハンバーグを食べるときには、皮付きのフライドポテトをそえて、塩をかけて食べます。─── もちろんオーブントースターにアルミホイルをしいて温めればいいだけの、簡単な冷凍食品ありますよね。アレです。

  味の素のハンバーグはそのネーミングどおり、切るとジューシーな肉汁がじゅわっとあふれてきておいしいのですが、デミグラスソース味なので、花蓮はいつもケチャップをすこし加えています。
  煮込み料理に飽きたとき、またもう一日、闘いが続くときなどにも、きっと活用できるのではないでしょうか。

 

  ほかにも簡単でもっとおいしい商品をご存じかもしれませんし、最近は宅配でお取り寄せしていらっしゃるご家庭もあることでしょう。ともかく時間をかけないで、考えずに食卓に出せるものを準備なさってくださいね。


  最後にもうひとつ、数時間後に発表があると思うと、気が気でなく、食事を味わう余裕なんてありませんでした。手を動かして、ご飯を口まで運んでいるだけ。機械的にモグモグやってるという感じです。だから、白いご飯をいただくときに、ちょっとしたお漬けものや佃煮、ふりかけの類があると、とても便利。助かると思います。

 

 

ブログ情報サイト「にほんブログ村」で
受験ブログのランキングに参加しています。
記事をご覧になって、「よかった」とお感じになったら
下のマークをクリックしてください。よろしくお願いします。

                      [右斜め下]

                      にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
                      にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

ようこそ!

 

中学受験を終了されて、いろんな感想を綴ったコメントを送ってくださって、ありがとうございました。

お返事を書きました。
今は、おたよりのページの整理が追いつかない状態ですが、少し時間をかけて、また、「風は、うたう」のページにまとめていこうと思っています。

今日も、来てくださって
ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]ゆのさんへ [かわいい]輝ママさんへ 
[かわいい]さくらさんへ [かわいい]アルゴさんへ 
[かわいい]みどりいろさんへ [かわいい]chanchanさんへ

[かわいい]そして最後まであきらめないで
走り抜けたみなさんへ


長い長い間、ほんとうにお疲れさまでした。
親子で走り続けることって、いいときばかりではなくて、むしろ辛いときや、投げ出したくなるときのほうが多い。それが中学受験を終えたときの、私の率直な感想でした。
でも、それを最後までやりとおしたことって、すごいことなんですよ。─── そして走り続けた、おひとりおひとりの日々を思うと、ほんとうによくやってこられたと思います。

決して、結果ではない。後悔しないこと─── それが一番大切だと、私は思っています。だって、それが生きるということじゃないですか。


その大切さを伝えたくて、あえて「全落ち」という言葉を使って、今回の記事は書きました。後悔しない日々の先にこそ、必ず道は開けてくる。たとえ、いま涙を流そうとも、たとえ少し時間がかかったとしても………。 必ず道は開けると、私は信じています。

わが子の居場所が感じられる学校に進学された方も、また合否にとらわれずに、最後までお子さん自身の意志を尊重された方も、みなさんの手のなかには、その結果以上のものが、わが子との間に確かにあると感じていらっしゃるのではないでしょうか。

そして中学受験、道半ばのみなさん、どうか今日一日を大切に。
わが子との一瞬一瞬を大切に、過ごしていってください!

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]さくらさんへ
このブログを読んでくださるみなさんへ

さくらさん、このブログが心の支えだったと言ってくださって、こんなに嬉しいことはありませんでした。
わたしのほうこそ、ありがとう!

去年、中学受験を闘った私自身、正直、辛いことが多かった。
受験ですから、競争ですから、それにママ友をつくるのがあまりうまくない私にとって、試行錯誤の日々でした。

ひどく孤独ななかで感じたり、考えたり、また見つけた方法を、できるだけ多くの中学受験をするお母さん方に知ってほしいと思って綴りました。


ひどくムラのある投稿にもかかわらず、
アクセス解析をみると、深夜でも、早朝でも、どの時間帯も、いつも、何人もの方が必ず読んでくださっているということが、
このブログを書き続ける、私の心の支えでした。
心から感謝しています。ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

 コメントのお返事について

お便りのお返事のページが、「あなたに エールをおくる」のなかにあります。
最初、お返事はいつも、トップページに掲載し、そのあと、消してしまわずに、お便りのページに移動します。このブログを読んでくださっている、みなさんに向けたメッセージでもあるので。
タイトルは「風は、うたう」────いつでも、どうぞ、訪ねてみてください。

                      <2012年 中学受験体験記>

  風のように

さわやかに吹く風のようでありたい。
ブログデザインのイメージ「草原の風」は、私のテーマのひとつです。

                      <2012年 中学受験体験記>

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。