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究極の「過去問」攻略法 [入試へのカウントダウン]


  第一志望校、あるいは「親として絶対に落としたくない学校」のどちらか一校でも、受験当日の服装がブレザーなどの制服スタイルの場合にご紹介したいのが、この究極の「過去問」攻略法です。

 

  まず新聞紙を用意します。
  うちの場合は、花蓮の勉強する場所がリビングでしたから、いつものテーブルの下に、この新聞紙をすこし広めに敷いておきました。

  さて、花蓮は別室で当日同様に、髪をきっちりとまとめて、ブレザーにシャツブラウスとスカート、襟元にはリボンをつけて、靴下も履いて準備します。時計などの小物も忘れずに。ただ、靴だけはこのリビングの新聞紙の上で、当日に履く予定の靴を履きました。テーブルに置いたものは、試験場で使うはずの筆記用具とカリテなどの受験票だけ。あとは原寸大の入試問題と解答用紙でした。

  「始めてください」

  私のこの声でスタート。受験番号欄には、日能研の受験票番号を記入。各教科の順番も、試験時間も、休憩時間も全く同じ状態で、過去問に取り組みました。

 

  これが、花蓮の過去問の最終仕上げでした。
  確か、受験本番の数日前だったと思います。家のリビングに新聞紙を敷いて、靴まで履いてやると言いだしたときには、「エエッー! 本気!?」、という気持ちもありましたが、花蓮は完全にノリノリの乗り気で、「いくぞー」「やるぞー」っていう感じで、終わったあとはびっくりするくらい、スッキリ本番突入という顔になりました。
  この方法は、花蓮が通っていた校舎の、ある先生が教えてくださった方法です。

  「今ふりかえってみて、あそこまでやる必要あったのかな?」と花蓮にたずねてみました。花蓮は一言、
  「もちろん! やってよかったよ」

 

  理由はいくつかあるようです。
①小学校に通う服装と違って、制服スタイルは首周りも肩の辺りもきっちりとしている。着慣れない格好だからこそ、直前に着てみて、どんな感じかがつかめてよかった。
②塾の公開模試を制服スタイルで受けたこともあったけど、過去問とはいえ、志望校となると緊張感がまったく違った。
③公開模試や1月のお試し受験からすこし時間があいていたから、入試当日がぶっつけ本番って感じじゃなくなった。
④そして第一志望校に向かって、最後の最後の最終確認ができた。

  こうした理由全部が、本番当日を迎える心のゆとりと安心感につながったそうです。

 

  受験校が自由な校風で、受験当日も私服でOKなら、当然、この方法は必要ありませんよね。でも、もしもブレザーなどの制服スタイルで受験される場合は、ぜひ、試してみてください。ただし、絶対に守ってほしい大切なポイントがひとつだけあります。

  それは、最新年度などの、以前、一度やってみたことのある問題に限るということです。

  もちろん、テストのあと、自己採点します。前に一度トライしているから、前回よりはいい結果がでますよね。あたりまえのことなんですが、ここが重要。親子で「この調子で行こうー!!」となる。というより、この過去問攻略法をやったあと、花蓮の顔つきも、言葉の勢いも、全く違いました。本人はもう、「絶対に合格するぞ!」─── ただそれだけなのです。

  本番に向かって、緊張感のなかで縮こまるのではなく、わが子の気持ちをうんと高めてあげてほしい! そして合格に向けて、ドンと後押ししてあげてほしい!!

 

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ようこそ!

 

中学受験を終了されて、いろんな感想を綴ったコメントを送ってくださって、ありがとうございました。

お返事を書きました。
今は、おたよりのページの整理が追いつかない状態ですが、少し時間をかけて、また、「風は、うたう」のページにまとめていこうと思っています。

今日も、来てくださって
ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]ゆのさんへ [かわいい]輝ママさんへ 
[かわいい]さくらさんへ [かわいい]アルゴさんへ 
[かわいい]みどりいろさんへ [かわいい]chanchanさんへ

[かわいい]そして最後まであきらめないで
走り抜けたみなさんへ


長い長い間、ほんとうにお疲れさまでした。
親子で走り続けることって、いいときばかりではなくて、むしろ辛いときや、投げ出したくなるときのほうが多い。それが中学受験を終えたときの、私の率直な感想でした。
でも、それを最後までやりとおしたことって、すごいことなんですよ。─── そして走り続けた、おひとりおひとりの日々を思うと、ほんとうによくやってこられたと思います。

決して、結果ではない。後悔しないこと─── それが一番大切だと、私は思っています。だって、それが生きるということじゃないですか。


その大切さを伝えたくて、あえて「全落ち」という言葉を使って、今回の記事は書きました。後悔しない日々の先にこそ、必ず道は開けてくる。たとえ、いま涙を流そうとも、たとえ少し時間がかかったとしても………。 必ず道は開けると、私は信じています。

わが子の居場所が感じられる学校に進学された方も、また合否にとらわれずに、最後までお子さん自身の意志を尊重された方も、みなさんの手のなかには、その結果以上のものが、わが子との間に確かにあると感じていらっしゃるのではないでしょうか。

そして中学受験、道半ばのみなさん、どうか今日一日を大切に。
わが子との一瞬一瞬を大切に、過ごしていってください!

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]さくらさんへ
このブログを読んでくださるみなさんへ

さくらさん、このブログが心の支えだったと言ってくださって、こんなに嬉しいことはありませんでした。
わたしのほうこそ、ありがとう!

去年、中学受験を闘った私自身、正直、辛いことが多かった。
受験ですから、競争ですから、それにママ友をつくるのがあまりうまくない私にとって、試行錯誤の日々でした。

ひどく孤独ななかで感じたり、考えたり、また見つけた方法を、できるだけ多くの中学受験をするお母さん方に知ってほしいと思って綴りました。


ひどくムラのある投稿にもかかわらず、
アクセス解析をみると、深夜でも、早朝でも、どの時間帯も、いつも、何人もの方が必ず読んでくださっているということが、
このブログを書き続ける、私の心の支えでした。
心から感謝しています。ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

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タイトルは「風は、うたう」────いつでも、どうぞ、訪ねてみてください。

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